11月13日と14日は、森女養成講座が森トピアで行われました。
今年は、コロナの影響で日程が大幅に変更になり、この日が初日となりました。
Ayaさんは今回は来ることができず、マキローがメイン講師として、森女たちに森づくりのイロハを教えます。
受講生の森女の卵たちは、初めて集まる場所がここ森トピアでは、いきなりどこに連れてこられたのかと、少し不安になった人もいたのではないでしょうか。
足助きこり塾は、1日目に、受講生と一緒に「森の健康診断」を行いました。
タマさん・小山さんチーム、やっさん・飼沼さんチームの2班に分かれ、植生調査、混み具合調査を行い人工林の状況を確認しながら、こうした活動が全国で取り組まれ、楽しくて少しためになる、森林ボランティアの活動として広がってきたことなどを説明しました。
健全な森であるためには、下層植生が大切なことや、人工林の成長には、どの程度の樹間が必要になってくるのかなど、葉っぱを探したり、竿を振り回したりしながら、調査しました。
最後には、この森をどういう森にしていきたいか、そのためにはどんな木を、どれだけ間伐したらいいのか、などなど、森づくりのデザインもイメージしてもらいました。
お昼は、恒例となった桃子さんのお味噌汁。
子どもに戻ったように、何度もおかわりする受講者もチラホラ。美味しかったです。
そして、今回お手伝いに来ていた森女OG達は、森トピアの石釜を使って特製 pizzaを作ってくれました!
午後は、生闘学舎でニワケン、マキローの講義の後、チェーンソーを持って森へ移動です。
最初の伐倒デモでは、ちょっとしたトラブルはありましたがご愛嬌。受講生は、大きな木が目の前で倒れるのを見学し、自分たちが実際に伐倒する姿をイメージできたのではないでしょうか。そして、いよいよチェーンソーの練習へ。
エンジン始動前の三つの確認は、イヤマフ、フェイスカードガード、チェンブレーキロックです。
エンジン始動の練習した後は、丸太切り。
上から、下から。合わせ切り。アクセルワークも意識しながら時間まで目一杯練習です。
きこり塾メンバーや、森女OG達もフォローに入り、受講生達はたっぷりとチェーンソーを堪能しました。
山から戻る途中の斜面では、きこり塾のキコリン、まっちゃん、飼沼さん、小山さんがポーターブルウインチでの搬出作業をデモンストレーションしました。
1日目はこれにて終了。
この日の夜、きこり塾のメンバーは、あすけ里山ユースの小川さんのところでお世話になりました。
実は、この12月で足助きこり塾設立20周年なのです!
集まったメンバーで昔話に花が咲き、お酒も入り楽しい一夜を過ごしました。
二日目、午前中は受け口の練習を中心に講習が始まりました。
林内の切り株に、練習用の丸太を立ててカスガイで固定。まずは、水平切りの練習、そして斜め切り。
トーテムポールのように受け口をいろんな方向から練習です。最後は、マキローの厳しいチェックが待ってます。
昼食は、前日桃子さんが仕込んだ野菜スープを由美子さんが仕上げてくれました。みんなで美味しくいただきました。ありがとう。
午後は、足助きこり塾のフィールドでいろんな形での森との関わり方を体験してもらいました。
タマさん、みけさんが、第2湿地までの散策を案内し、ハイジのブランコやターザンロープで童心に。
途中、自然観察をしながら自分たちのお気に入りの木の葉を採取。生闘学舎に戻ってから、澤さんの縄文文化のミニミニ講座を受けた後、木枠に張った麻紐に思い思いの木の葉をデザインし、「森織」の完成です。
また、飼沼さん、まっちゃん、小山さんが、丸太からの製材を担当。製材機で柱や板にする工程を体験してもらいました。
そして、荒材を手押しカンナとプレーナーでツルツルのきれいな板材にして、糸鋸で型を抜き、ヤスリをかけ・・・。倉さんのサポートで自分オリジナルのカッティングボードの出来上がりです。
終わりかけに、ミケさんが、みかんを差し入れてくれました。参加者全員にお裾分けです。
森トピアで過ごした二日間。森女たちは、どんな想いで、何を感じてくれたでしょうか。
この講座をきっかけに、本格的に森づくりに関わるようになる人もいれば、森を楽しみ、森の大切さを伝えるようになる人もいます。人それぞれいろんな森との関わり方があっていいと思います。
森女講座に参加した受講生にとって、この森トピアでの体験が少しでもプラスになればとても幸せです。
★2日間の参加者
ニワケン、まっちゃん、小山さん、タマさん、かりまつさん、桃子さん、飼沼さん、倉さん、由美子さん、やっさん
森女のOG達(いのーまん、ペーパーさん、ジンママ、響ちゃん、よっちゃん、あいばちゃん、その他多数。)
以上です。